4月に入り、暖かい日が増えてきましたね。
暑がりの私は半袖で活動する日も増えてきました。
半袖で行動する日はもちろんカーエアコンもクーラーにするかと思います。
先日、車の整備でカーエアコンを作動させたところ、吹き出し口から粘度のような泥水のような、なんとも言えない不快な臭いがしました。
すでにご察しの方もいらっしゃるとは思いますが、この悪臭はエアコンフィルターが原因だと思われます。
お聞きしたところ、エアコンフィルターを交換したのは5年以上前とのこと・・・。
メーカーの推奨は1年交換なので、推奨日からだいぶ長い歳月が経っておりますね。
ではなぜフィルターは古くなると突然異臭を放つのでしょうか?
異臭を抑えるにはどうしたらいいのか調べましたのでお伝えします。
異臭の原因
異臭の原因は、エアコン内部に発生したカビ(雑菌)と言われています。
多くのフィルターは「抗菌」「防カビ」となっておりますが、長年使っていた事でその効果も薄まり、付着した汚れ(ほこりや花粉、PM2.5等)にカビが繁殖したのではないかと考えます。
暖房をかけていた時は暖かい風が湿気を防ぎカビの動きを鈍くしていたため悪臭も抑えられていました。
しかし、今回クーラーを作動させたことで、外気から取り込んだ暖かい空気と、クーラーで冷やされた冷風に温度差が生まれ水滴が発生します。
フィルターに付着した汚れがその水滴を含み(結露)カビの繁殖を活性化させ悪臭につながったのだと思われます。
異臭を放った時の応急処置
エアコンフィルターはカー用品店で数千円で購入できますし、交換作業も難しくないので、悪臭を感じた場合は速やかに交換しましょう。
しかし、必要な時に限ってカー用品店が近くにない場合があります。
その際の応急処置をご紹介します。
① エンジンをかけた後、エアコンをオフにし窓を全開にします。
② エアコンを「最高温度」+「最大風量」にして15分程暖房運転をします。
こうする事でフィルターに付いた水分は一旦は取りのぞかれ一時的ではありますが悪臭は抑えられます。
フィルター交換以外の対処方法
①消臭剤の利用
スプレー式、置き型スチームタイプと様々なタイプがあり、カビ用、タバコ用などさまざまな種類があります。
カー用品店で購入することができ簡単に使えます。
②エバポレーターの洗浄
冷たい風を作る機器のひとつにエバポレータという熱交換器があります。
湿気を取り除き車内に冷たく乾いた風を送る役割を担っている箇所ですが、このエバボレータも結露しやすい箇所となっております。
夏、クーラーをかけたまま駐車していると水が落ちているのを見かけたことはないでしょうか。
あの水はエバボレータに結露したた水が地面に落ちたものとなります。
エバポレータは結露しやすいため、カビが繁殖しやすく異臭の原因となります。
エバポレータの洗浄は年2回がベストと一般的には言われています。
エアコンフィルターは定期的に交換しましょう
エアコンの吹き出し口から異臭がした際は、まずはエアコンフィルターの交換をお勧めします。
エアフィルターは走行性能に直結するため、定期的にメンテされている方が多いですが、エアコンフィルターのメンテナンスはついついおろそかになってしまいます。
以前のブログでも書きましたが、最近のフィルターは微粉塵・花粉、PM2.5もブロックしてくれます。
フィルターのろ材に抗ウィルス剤が塗布されている商品もあり、フィルター上に付着したウィルスの繁殖を抑制してくれたりもします。
エアコンフィルターを通す事によりクリーンな空気を車内に取り込む事ができる事から、定期的なエアコンフィルターの交換をお勧めします。
交換は誰にでも簡単にできますが、自信のない方はご相談ください。
ミラジーノにはエアコンフィルターがオプションのモデルも存在します。
また、エアコンフィルターが搭載されていない車両も多数あります。
アフターパーツでエアコンフィルターを搭載する事もできますので、ご希望の方はご連絡いただければと思います。