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エアコンの「内外気切り替えレバー」について

こんにちは。
冬の寒さも和らぎ、春の訪れを感じられるようになってきましたね。
また最近は寒暖差が激しく、半袖で過ごせる日があるかと思ったら、次の日は厚手のコートが必要になったりと、寒いのか暖かいのか良く分からない日が続いています。

この気候の変化に伴い、オートエアコンが搭載されていない私の車では、エアコンを操作する回数も増えます。
先日も、エアコンをガチャガチャと操作していると、普段何気なく使っている内外気を切り替えるレバーが目に留まりました。
このレバーは外気導入と内気循環を切り替えるレバーなのですが、どういう時に切り替えるのか、皆さまご存知でしょうか?

私はクーラーを使う時は内気、それ以外の時は外気を使っています。
実際のところ、外気と内気でどのような違いがあるのか調べましたのでご紹介します。

 

外気、内気の違いについて


外気導入:外気を取り入れて車内の空気を換気したい時に使います。

内気循環:外気を遮断し、車内の空気を循環させながら温度を冷やしたり温めたりします。

 

外気導入と内気循環の特徴について

冬の寒い時期に発生する曇りは、外気導入がよいとされています。
その理由は、冬の曇りは外気と車内の温度差から発生する結露が主になるため、乾燥している外気を取り入れる事により曇りを除去しやすくなります。

しかし、夏など気温の高い雨天時は、逆に外気の方が湿度が高いため、「内気循環+クーラー」が曇りが取れやすくなります。
曇りの除去においては、季節や気候で使い方が分かれます。

 

車内の空気環境について

外気導入は、二酸化炭素(CO2)や一酸化炭素(CO)、酸素(O2)などの濃度を抑える事ができます。
CO2の濃度が3000ppmを超えると疲労感や眠気、頭痛などを感じる人が増加するとの研究報告もあります。
JAFがおこなったテストでは、外気導入でのCO2濃度はどの環境においてもおよそ1000ppm前後でした。

一方で内気循環による空調で最大6770ppmのCO2濃度が記録されれています。
O2の濃度もCO2ほどの差は見られませんでしたが、内気循環の方が最大1%近く低下しており、新鮮な空気を取り込める事が外気導入のメリットとなります。

よく言われる花粉の量に関しては、最近のエアコンフィルターはある程度花粉を除去できるため、外気導入でも花粉を心配する必要はあまりないようです。
それよりも、衣類に付着した花粉や乗降時に車内に付着した花粉を除去する方が重要だと思われる。とJAFから調査結果の報告が出ています。

 

基本は外気導入が推奨されています!!

オートエアコンが搭載されているクルマは、「内外気切り替え」を含め、すべて「オート」に任せっぱなしが一番効率が良いとされています。

マニュアルエアコンの場合は、「通常は外気導入でご利用ください」と取り扱い説明書に記載されている事が多いです。
内気循環は「トンネル内や渋滞など外気が汚れている時や、急速に冷房したい時など、外気を遮断したいときに使用します」と書かれています。

冷房と暖房では切り替えるタイミングは違いますが、暖房の場合は、基本的に外気導入で良いとの事です。
気温が高い雨天時では外気をシャットアウトする必要があるため、内部循環が良いですが、いずれにせよ、基本は外気導入が推奨されています。

皆さまの快適なドライブに是非お役立てください!!

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